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更新日時 2012-09-09 21 03 02 (Sun) 問題43 Ⅱ音の奇異性分裂を生じるのはどれか。2つ選べ。 a.心室中隔欠損 b.大動脈弁狭窄症 c.僧帽弁閉鎖不全症 d.肺動脈狭窄症 e.左脚ブロック 出典106スレ18 ??氏 +... 解答 正解:be 解説 まずⅡ音の奇異性分裂とは何か? Ⅱ音は大動脈弁と肺動脈弁が閉まる音で、大動脈弁閉鎖音→肺動脈弁閉鎖音の2つから構成される これが吸気時には静脈還流が増加するため右室の駆出時間が延長し、 肺動脈弁閉鎖が遅れるために大動脈弁閉鎖音と肺動脈弁閉鎖音の間が大きくなる(正常の呼吸変動) これが左室の駆出時間が延長する疾患だと大動脈弁閉鎖音が遅れるために 肺動脈弁閉鎖音→大動脈弁閉鎖音の順になり閉鎖音の間隔が吸気より呼気時に広がる これが奇異性分裂です つまり今回は左室の駆出時間が延長する疾患を選べばいいわけです 左脚ブロックは左室の興奮が遅れるのだと考えてください。 今日、俺の1番の収穫というか勉強になったのは、Ⅱ音の奇異性分裂。 どうしても、調べる気になれなくて今日まで来て、納得できたわ。 ここで質問することすら忘れていたw 今後国試とか関係なしに、役に立ちそう。 問題44 房室ブロックを合併しやすいのはどれか。2つ選べ 。(正答率は61%) a.急性下壁心筋梗塞 b.WPW症候群 c.特発性心室頻拍 d.肥大型心筋症 e.心筋炎 出典106スレ18 ??氏 +... 解答 正解:ae 解説 心筋炎ではほとんど全ての不整脈が起こり得るということが言いたいだけでした。 問題45 大動脈弁閉鎖不全症について適切でないのはどれか。 ①収縮期血圧上昇 ②拡張期血圧上昇 ③大動脈弁領域の収縮期駆出性雑音 ④上行大動脈拡大 ⑤左室内径拡大 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:② 解説 大動脈弁閉鎖不全症では、収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は低下して脈圧が大きくなる。 ○①収縮期血圧は上昇する。 ×②拡張期血圧は上昇しない。下記参照。 ○④上行大動脈拡大は、梅毒による炎症で上行大動脈の動脈瘤がおこることによることが多いようだ。 大動脈瘤の原因 好発部位 特徴 大動脈瘤の形状 ……………………………………………………………………………………… ①動脈硬化 腹部大動脈 60~70歳代の男性 紡錘状 ②感染 上行大動脈 梅毒性・大動脈弁閉鎖不全症を伴うこと多い 嚢状 ③外傷 左鎖骨下動脈起始部の下行大動脈 仮性大動脈瘤が多い 嚢状 ④Marfan症候群 上行大動脈 大動脈弁輪拡張症(AAE)の形が多い AAE 大動脈瘤を見たら、梅毒感染の有無を必ずチェック 脈圧の増大する疾患と減少する疾患 増大する疾患 PDA動脈管開存症 大動脈弁閉鎖不全症 甲状腺機能亢進症 動脈硬化症 頭蓋内圧亢進(髄膜炎や脳膿瘍など) 急性の貧血、発熱 減少する疾患 収縮性心膜炎 心タンポナーデ 問題46 僧帽弁閉鎖不全症(MR)で見られないの2こ aⅡ音奇異性分裂 bCarey-Coombs雑音 c左2弓突出 d左心房圧波形でv波増高 e心電図Ⅱ誘導でP波尖高 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:ae 解説 ×aⅡ音はⅡaが早くなり、幅広く分裂します。奇異性分裂はⅡaが遅くなる物でASや左脚ブロックなどでみられます。 ○b有名ですが、相対的MSですね。 ○c肺高血圧から右心不全を呈し、PAも拡大します。 胸写では左Ⅲ弓(左心耳)と左Ⅳ弓(左室)突出の方が有名ですかね。 ○d左心房圧波形でv波増高。聞き慣れないかと思いますが、心室収縮が僧帽弁を伝わって出来る波です。 MRがあると、逆流によりv波が増高します。ちなみにMSでは心房収縮によって出来るa波が増高します。 覚えやすくていいですね。 ×e心電図Ⅱ誘導でP波尖高。これは肺性Pと言い、右房負荷所見です。 左室負荷では2峰性となり、僧帽性Pと呼ばれます。併せてV1誘導も確認では"~"こんなP波が見えます。 Ⅱ誘導P波陽性成分は前半が右房、後半が左房成分ですよね。 両心房に負荷がかかると、幅広く高さが増し、尖高とは呼べないと思います。 増高としなかったのはこの為です。 なるほど! そうだよな。幅広く高くなるってのと尖高ってのを使い分けてるわけね。 尖がるかなー?って、最初は悩んだんだよ。 すっきりした。 サンクス! 問題47 まず行う処置として正しいもの一つ a心室細動-アミオダロン投与 b慢性心房細動-同期除細動 c発作性上室性頻拍-Valsalva手技 d偽性心室頻拍-非同期除細動 e心房粗動-プロカインアミド投与 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:c 解説 リドカインは心室性で 他の薬はほぼ上室性期外収縮に使う。 でもWPWにはジギタリスとベラパミルは禁忌。 三度とか徐脈性にはイソプロテレノール こんぐらいで乗り切っているが。 a.一瞬鼓動を止める劇薬、「まず」では使わない b.心房性じゃ意識あるので拷問 c.救急室のPVSTプロトコルにあるのを思い出した d.知らん e.徐脈に使うので多分無い (解説) a心室細動ーまずは除細動です。アミオダロンは再発予防などに使いますが、まず使うことはありえません。 b慢性心房細動。 455の通り静脈麻酔で意識落としてから使います。 しかし言いたかった点はそこでは無く、慢性心房細動に同期除細動かけたとしても、洞調律に戻ることはまずありません。 よってリズムコントロールよりレートコントロールを優先します。また血栓形成が予想されるので禁忌判定されかねません。 c発作性上室性頻拍ーValsalva手技が正解。正解が簡単でしたか。 d偽性心室頻拍はWPWに心房細動が合併した病態です。よってⅠa群です。 ですが、血行動態が安定しない場合は非同期除細動も行うとの記載を見つけてしまいました…不適切だったかもしれません。 e心房粗動にプロカインアミド投与すると、心房のレートが落ちて今まで4 1程度だった伝導が1 1になってしまい、逆説的頻脈を生じえます。なので、ジギタリスなどで房室伝導を落としておく必要があります。これはちとマニアックでした。 問題48 VSDで正しいのを一つ a心音Ⅱp亢進を聴取するので手術禁忌 b2RSBに拡張期雑音を聴取するので手術 c3LSBに全収縮期雑音を聴取+thrill触れるので手術 dQp/Qs=3なので手術しない e成人の先天的心疾患として最多 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:b 解説 ×a心音Ⅱp亢進は肺高血圧を示唆しますが、これだけでは禁忌になりません。 Eisenmenger化=RLシャントが出て初めて禁忌となる。 ○bは高位VSDにAR合併をイメージして作りました…が最強点は3LSBが適切だったと考えています。 これはオペ適応となります。正解の選択肢だっただけに申し訳無いm(_ _)m ×cは小欠損をイメージしました。IEの予防は必要ですが、経過観察ではないでしょうか。 ×dQp/Qs=3はシャントが多く、Eisenmenger化が懸念され修復手術が必要です。yn的には1.5-2.0を超えるとオペ適応。 ×eこれは国試にも出たと思いますが、出生時は最多ですが、自然閉鎖が1/3に生じます。成人ではASDが最多。 qp/qsが1以下は問答無用にオペ適応なし? はい、その通りです。 Qp/Qs=肺血流/体血流で、1を切ると体血流の方が多い事になります。 それがつまりRLシャントです。 Qp/Qs=1はあくまでシャント無しで、右左室の収縮力が同じではありません。 当然左室の方が強いですよね? この状態でオペすると、左室のフォローがあって保たれていた肺血流が、右室だけの頑張りでは保てなくなります。 つまり右心不全で打つ手なし。。。 問題49 ジギタリスの作用を増強しないもの。1つ aサイアザイド b副甲状腺機能低下症 cネフローゼ症候群 dCushing病 e肝硬変 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:b 解説 ジギタリスは、低K・高Caで作用が増強されます。(続発性腎性尿崩症の原因電解質異常と同じなので、併せて覚えるといいと思います。) また血中ではアルブミンと結合するため、低Alb血症ではフリージギタリスが増え作用が増強されます。(この点はご存知の通りCaと同じです。) Caの吸収抑制 →PTH↑ →骨再吸収↑ →骨粗鬆症+高Ca らしい、骨とセットで覚えれば忘れにくいかも 問題50 106A1 心不全に特徴的な心音はどれか?1つ選べ。 a、Ⅲ音(3音) b、駆出音 c、大砲音 d、クリック音 e、心膜ノック音 +... 解答 正解:a 解説 ○a、Ⅲ音(3音)が聞こえるもの MR、VSD、心不全、心筋症 、健常者(40歳位まで) Ⅳ音(4音)が聞こえるもの AS、HOCM、心不全 MTMの説明でもしっくり来ないので丸暗記 心不全はどっちも←重要 3音は弁慶が股開いて万個がガバガバなイメージ(僧が股開く=僧帽弁閉鎖不全、万個がガバガバ=下に穴が=VSD) 4音はA弁が狭い=AS、HOCM HOCM(閉塞性肥大型心筋症) DCM(拡張型心筋症) ……………………………………………………………………………………………………………………… 薬剤 β遮断薬とベラパミル(ワソラン) β遮断薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬 過剰心音 まずⅣ音(4音) まずⅢ音(3音) 問題51 100A23 僧帽弁逸脱による僧帽弁閉鎖不全 26歳の女性。会社の健康診断で心雑音を指摘。164㎝、体重50㎏。体温36.2℃。呼吸数16回/分。 脈拍56/分、整。血圧112/72mmHg。心エコー図別紙 心エコー図(A大動脈弁が開放している収縮期のエコー図で、左心室から左房内へ逸脱する僧帽弁後尖が見える。 B図:逸脱した僧帽弁から発生するモザイクエコーで僧帽弁逆流の所見) この病態に特徴的なのはどれか。2つ選べ。 a収縮後期雑音 b1音の亢進 c収縮中期クリック d拡張期潅水様雑音 e連続性雑音 +... 解答 正解:ac 解説 僧帽弁逸脱により、収縮中期~後期にクリック音を聴取し、これに引き続き僧帽弁逆流による高調性の収縮後期雑音を心尖部に聴取する。 ×b 1音は僧帽弁閉鎖不全では減弱する(亢進は僧帽弁狭窄の所見) ×d 拡張期潅水様雑音は、大動脈弁閉鎖不全症、肺動脈弁閉鎖不全などで聴取する。 僧帽弁逸脱の主な聴取所見 1)収縮中期~後期クリック音→最も特徴的。弁逸脱による腱索の急激な索引、あるいは反転した弁帆の急激な緊張による音 2)心尖部逆流性収縮後期雑音 3)拡張早期過剰心音 僧帽弁逸脱では、感染性心内膜炎のリスクが高い。 問題52 (WPW症候群の上室性頻拍のケース)29歳の女性.突然の動悸を主訴に来院した. これまで心電図に異常を指摘されたことはない. 意識は清明.血圧118/70mmHg.心電図を次に示す(デルタ波、PQ時間短縮、QRS延長、上室性頻拍) 治療薬として適切なのはどれか. a アトロピン b アドレナリン c イソプロテレノール d アデノシン(ATP) e リドカイン +... 解答 正解:d 解説 アデノシン:アデノシンA2受容体を介した冠動脈拡張作用を利用して,十分に運動負荷をかけられない患者への心筋シンチグラフィ施行時の診断補助薬に用いる WPW症候群 症状 ①頻拍発作が生じなければ、通常、無症状である。 ②発作性上室性頻拍出現時(頻度70~80%)には、動悸や胸痛が生じる。 ③発作性心房細動出現時(頻度5~30%)に心室細動を生じ、急死することがある。 治療 ①WPW発作(-)の例では経過観察とする。 ②発作性上室性頻拍出現時にはすぐに迷走神経刺激をおこない、無効ならATP(アデノシン)またはCa拮抗薬(ベラパミル商品名ワソラン)を静注する。 ③WPWで発作性心房細動にはⅠa群の抗不整脈薬(プロカインアミド、ジソピラミド)を静注し、無効なら電気的除細動を行う。←←93F8出題(心房細動にジソピラミドを選ばせる) ④再発予防には、カテーテルアブレーション(高周波による副伝導路の焼却)を行う。 ⑤ジギタリスやCa拮抗薬は正常伝導路のみ抑制するため副伝導路の伝導性を更新させるため、WPWに伴う心房細動に対して使用するのは禁忌である。 <抗不整脈薬> Ⅰ群a;プロカインアミド、ジソピラミド、心房性:心房の不応期を延長させ、副伝導路にも抑制的に働き除細動が期待できる。 Ⅰ群b;リドカイン、心室性 Ⅰ群c;ピルジカイニド、心房性 Ⅱ群;βブロッカー、洞性 Ⅲ群;アミオダロン、心室性 Ⅳ群;Caブロッカー、洞性 頻脈 AFLやPSVTで頚静脈洞マッサージ等の迷走神経刺激やATP(アデノシン)が有効。 WPW症候群ではPSVTや心房細動Afが起こりやすい。心房細動を起こした場合は、AV blockerであるベラパミルやジゴキシンは禁忌でIaを用いる。 Afは偽性VTというように幅の広いQRSに見える心電図波形(幅は広いけどとがっている)を呈するので注意。 注)ベラパミルは、上室性頻拍には使用する。心房細動には禁忌!! 問題53 Fllot四徴症について正しいもの1つ a.右室収縮期圧は左室収縮期圧より高いことが多い。 b.右室で酸素飽和度の上昇がみられる。 c.1歳までに根治手術を行う。 d.大部分の例にBlalock-Tassing手術が行われる。 e.心拡大はみられない +... 解答 正解:e 解説 ×a.右室圧=左室圧 ×b.右左シャントのため ×c.1~3歳が根治手術に適する ×d.チアノーゼ発作のある例に ○e.心不全にならないので、心臓の大きさは正常 木靴心は拡大してるとは言わないのか 上が凹んでその分でてるだけだからか 問題54 感染性心内膜炎の急性期に手術適応となるのはどれか、3つ選べ。[92B23] a 疣贅の存在 b 膿瘍の形成 c 心不全の悪化 d 反復する塞栓症 e ペニシリンアレルギー +... 解答 正解:bcd 解説 原則:疣贅が認められたら、抗菌薬治療を開始して、 (3~10日)も感染所見が持続したり頻発する場合に手術。 YNだとIEの手術適応は (1)頻発塞栓 (2)心不全悪化 (3)内科的コントロール不能状態 (4)真菌性心内膜炎 (5)人工弁に伴う心内膜炎 (6)膿瘍形成 感染性心内膜炎の外科的治療の適応のガイドライン 〔自己弁および人工弁心内膜炎に共通する病態〕 A手術有効 1.弁機能障害による心不全の発現 2.心不全や肺高血圧を伴う急性逆流弁 3.弁輪膿瘍・仮性大動脈瘤形成および房室伝導路障害の出現 4.真菌性心内膜炎 5.適切な抗菌薬治療後(3~10日後)も感染所見が持続したり頻発する患者で, 心エコー検査上の病変が確認される場合 疣贅を理由にした手術適応は、 1.可動性のある10mm以上の疣贅の増大傾向 2.塞栓症発症後も可動性のある10mm以上の疣贅が観察される場合 と。 問題55 感染性心内膜炎を疑う患者における血液培養について正しいものを2つ選べ。 a 同じ日に3回以上血液培養にかける。 b 患者が発熱しているときを見計らって採血する。 c 採血は静脈からで充分である。 d 使用する培地は嫌気性菌用培地のみで充分である。 e 血液培養前に抗菌薬を投与していると検出率が落ちる。 +... 解答 正解:ce 解説 検査回数は2回/日以上で3日間連続でおこなう。 動脈血と静脈血培養で検出率は差がない。 ×a 検査回数は2回/日以上で3日間連続でおこなう。 ×b IEは持続感染なので発熱してるときじゃなくてもおk ○c 動脈血と静脈血培養で検出率に差が無いので静脈からだけでよい ×d 好気性菌用培地も必要 感染性心内膜炎のところはYNに2ページにわたって記載されているので 読んでおくと良いよね 感染性心内膜炎の主要所見の一つとして、感染性脳動脈瘤が有名。 感染性心内膜炎では疣贅の一部の断裂や、感染性血栓による四肢動脈閉塞を生じる。 問題56 過去スレ見るとⅢ音はMTMが直前に予想してあったようだね。 定番中の定番問題。107回もでると予想。 106A1心不全に特徴的な心臓の聴診所見はどれか。(正答率:94.5%) aⅢ音 b駆出音 c大砲音 dクリック音 e心膜ノック音 +... 解答 正解:a 解説 ○aⅢ音は右心不全でも左心不全でもどちらでも聞こえる心音。 ×b駆出音は心室流出路の心雑音。 ×c大砲音はⅠ音の異常亢進。完全房室ブロックや房室解離で聴取。 心房収縮と心室収縮が重なったときに発する心音。 ×dクリック音は僧帽弁逸脱症候群で収縮期に聴取する過剰心音。 ×e心膜ノック音は、収縮性心膜炎で異常亢進したⅢ音が聴取される。 Ⅲ音が聞こえるもの MR、VSD、心不全、心筋症 、健常者(40歳位まで) Ⅳ音が聞こえるもの AS、HOCM、心不全 MTMの説明でもしっくり来ないので丸暗記 心不全はどっちも 3音は弁慶が股開いて万個がガバガバなイメージ(僧が股開く=僧帽弁閉鎖不全、万個がガバガバ=下に穴が=VSD) 4音はA弁が狭い=AS、HOCM Ⅲ音のポイント 左側臥位 ベル型 心尖部 Ⅱ音のすぐ後 心不全・MR・VSD 低音←ポイント大切 Ⅲ音の聴かれる疾患 心不全で聴取しやすい。(右心不全、左心不全とも) MR、VSD、ARで聴かれることが多い。 ASD、MI、PDA、心筋梗塞、拡張型心筋症、心筋炎で聴かれることがある。 Ⅲ音は高音?低音? 正解:低音 Ⅰ音>Ⅱ音>Ⅲ、Ⅳ音の順に高音 (高音←←低音) ベル型で、左側臥位にして、心尖部に軽く当てて聞くと聴取しやすい。 問題57 心筋梗塞などの放散痛とかどういう機序で起こるか知ってる人いたら教えてください。 +... 解答 解説 (Anginaとは) のところに 虚血が起こると、どうして痛みを感じるの。 虚血により心筋細胞がアシドーシスに陥り、ブラジキニンなど多くのメディエーターを出す。 それが血流に乗って、脳で痛みとして知覚される。 もう一つの機序は、C7-T4の脊髄神経でありそれが肩への放散痛として知覚される。 と書いてある。 http //www.kaita-hospital.jp/docs/pittsburgh/learning-008.pdf#search= AMI%20放散痛 別の解説も見つけた。 胸痛:デルマトームC7-T1への放散痛(PHD.179)。 デルマトームT1-T4への放散痛(IMD.418)→胸骨裏側、左上肢の尺側側、頚部、下顎部 痛みは虚血により生じた代謝産物(アデノシン、乳酸)が局所の神経終末を刺激することで生じる PDH.179 心筋梗塞の症候 特徴的な疼痛 持続性で、ひどい痛み、典型的には胸骨下痛 交感神経による作用 発汗 皮膚が湿って冷たく感じられる 副交感神経による作用 悪心・嘔吐 http //meddic.jp/%E6%80%A5%E6%80%A7%E5%BF%83%E7%AD%8B%E6%A2%97%E5%A1%9E 救急の関連痛を調べたら、下記と書いてある。 関連痛(放散痛) 関連痛とは,痛みの原因となっている内臓からの求心神経が入る脊髄と同じ 高さの神経の支配を受けている皮膚に感じる痛みのことをいう. たとえば,心筋虚血の痛み刺激は交感神経節を経て,T1~T4 に入る. そのため T1~T4 を中心とした皮膚分節すなわち胸骨裏面,左上肢の尺骨側,頸部,下顎などの痛みが感じられる. 気になってたのが解決して、すっきりしました。 交感神経節由来の痛みだったんですね、納得です。
https://w.atwiki.jp/rotti/pages/31.html
発症機序による分類血栓性 thrombotic 塞栓性 embolic 血行力学性 hemodynamic 脳血管障害の臨床病型アテローム血栓性脳梗塞 atherothrombotic infarction? 心原性脳塞栓 cardioembolic infarction? ラクナ梗塞 lacnar infarction? 臨床症状 脳血管の閉塞部位と臨床症状 NIHSS
https://w.atwiki.jp/19_2ch/pages/14.html
大動脈解離とは 大動脈の内皮が裂け、内皮と外皮の間に血液が入り込んで大動脈が膨らんでしまう病気。解離性大動脈瘤とも呼ばれる。 画像 解離の部位によってStanford A型とB型に大別される。 大動脈が実質外皮1枚になってしまうので、破裂や心タンポナーデなどの危険を伴うため非常に危険な病気である。
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N 大動脈縮窄症
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A 基本的疾患・症候群3 99B37 左心不全に特徴的な症候はどれか。 a 頚静脈怒張 b 泡沫状喀痰 c 肝腫大 d 腹水 e 下腿浮腫 × a ○ b × c × d × e 正解 b 99B38(採点除外) 心雑音が臥位より前傾坐位でよく聴取されるのはどれか。 a 僧帽弁狭窄症 b 僧帽弁閉鎖不全症 c 大動脈弁狭窄症 d 大動脈弁閉鎖不全症 e 心房中隔欠損症 × a × b × c ○ d × e 正解 d 99B39 緊急手術が必要なのはどれか。 a 僧帽弁閉鎖不全症 b 大動脈弁狭窄症 c 心筋症 d 大動脈瘤破裂 e 深部静脈血栓症 × a × b × c ○ d × e 正解 d 99B40 致死率が最も高いのはどれか。 a 急性胃炎 b 急性腸炎 c 急性虫垂炎 d 急性肝炎 e 急性胆管炎 × a × b × c × d ○ e 正解 e 99C17 61歳の男性。発熱,咳および痰のために来院した。5日前に咽頭痛と悪寒とが出現し,3日前から38.5℃の発熱,咳,痰および全身倦怠感が出現した。市販の感冒薬を服用しても改善しなかった。意識は清明。脈拍 96/分,整。血圧 148/88mmHg。右上肺野にcoarse cracklesを聴取する。喀痰のGram染色標本を別に示す。 予想される検査所見はどれか。 a 赤沈 12mm/1時間,白血球 2400,CRP 1.0mg/dl b 赤沈 12mm/1時間,白血球 13800,CRP 1.0mg/dl c 赤沈 83mm/1時間,白血球 2400,CRP 1.0mg/dl d 赤沈 83mm/1時間,白血球 2400,CRP 21.3mg/dl e 赤沈 83mm/1時間,白血球 13800,CRP 21.3mg/dl × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 肺炎球菌性肺炎(疑い) 99C18 67歳の男性。乗用車に後方から跳ねられ,救急車で搬送された。意識は清明で,四肢麻痺はなかったが,頸部の疼痛を訴えたので頸椎カラーを装着した。頭部エックス線単純写真と頭部エックス線単純写真とに異常所見を認めなかった。しかし,1時間後に意識が混濁し,右瞳孔が散大し,右側の対光反射の消失と左半身の麻痺とが出現してきた。 まず行う検査はどれか。 a 腰椎穿刺 b 脳波 c 頭部単純CT d 脳血管造影 e 頭部単純MRI × a 禁忌 × b ○ c × d × e 正解 c 診断 急性硬膜外血腫(もしくは急性硬膜下血腫) 99C19 8歳の女児。高熱を主訴に来院した。数年前から年に数回の高熱を繰り返している。感冒様症状はなく,左腰部に自発痛と叩打痛とを認める。体温 39.5℃。脈拍 112/分,整。尿所見:蛋白 1+,乳糖(-),沈渣に赤血球 2~3/1視野,白血球 30~50/1視野,細菌 2+。腹部超音波検査で左腎に中等度の腎盂腎杯の拡張を認める。 基礎疾患の確定に最も有用な検査はどれか。 a 尿培養 b 尿流測定 c 腹部単純CT d 排尿時膀胱造影 e 腹部エックス線単純撮影 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 膀胱尿管逆流による急性腎盂腎炎 99C20 35歳の女性。心窩部の不快感を訴えて来院した。症状は1年以上続いており,既に4か所の病院を受診した。そのたび精密検査を受けたが症状を説明できる異常は認められなかった。しかし患者はこれまでの医師の説明に納得できず,「がんのような重い病気なのではないかと思う。検査でみつからないだけなのではないか。医師が隠しているのではないか」と疑い深く不安になっており,再度同じような精密検査を要求している。 最も考えられるのはどれか。 a うつ病 b 不安障害 c 薬物依存症 d 統合失調症 e 身体表現性障害〈心気障害〉 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 身体表現性障害(心気障害) 99C21 55歳の女性。右眼の急激な視力障害を訴えて来院した。視力は右 0.01(矯正不能),左 1.2(矯正不能)。眼圧は右 13mmHg,左 12mmHg。右の眼底写真を別に示す。 原因とならないのはどれか。 a 糖尿病 b 高血圧症 c 高脂血症 d 骨粗鬆症 e 動脈硬化症 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 診断 網膜中心静脈閉塞症 99C22 24歳の初産婦。妊娠39週2日に陣痛が発来し入院した。陣痛開始後10時間の時点で子宮口開大 8cm,展退度 80%,先進部は児頭でSP+2cm。陣痛周期 3分,発作 50秒。このころから産婦の呼吸数が1分間に約60となり,手足のしびれと息苦しさとを訴え,指関節の伸展と母指の内転とがみられた。脈拍 100/分,整。血圧 122/78mmHg。胎児心拍数陣痛図では異常を認めない。 行うべき処置はどれか。 a 呼気吸入 b 左側臥位 c 子宮収縮促進薬投与 d 気管(内)挿管 e 帝王切開術 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 過換気症候群 99C23 67歳の女性。2年前に胃癌に対して胃全摘術を受けた。6か月前に両側肺,縦隔リンパ節および腹膜に転移病変を認めた。1か月前から胸水の貯留が認められ増加してきている。3日前から,縦隔リンパ節転移による食道の狭窄が強くなり入院した。 この患者に最も適した栄養ルートはどれか。 a 末梢静脈路 b 中心静脈路 c 経鼻経管カテーテル d 腸瘻造設 e 経口摂取 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 胃癌末期,縦隔リンパ節転移巣腫大による食道狭窄 99C25 38歳の男性。強い呼吸困難のため救急車で搬入された。同僚によると朝から喉が痛いため,ヨード剤でうがいをし,市販のトローチをなめたところ,15分経過したころから次第に呼吸が苦しくなってきたという。来院時,呼びかけに応答はなく,頚動脈の拍動をわずかに触知する。顔面にはチアノーゼが著明である。 まず行う処置はどれか。 a 気道確保 b 心マッサージ c 人工呼吸 d 除細動 e 静脈路確保 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 アナフィラキシーショック 99C31,99C32 次の文を読み,31,32の問いに答えよ。 60歳の男性。前胸部の締めつけ感を自覚したため診察予約日外に来院した。 現病歴: 2年前の健康診断で高血圧と高脂血症とを指摘され,外来通院している。これまで薬は欠かさず服用し,特に症状もなく経過しており,1週前に受診した時にも問題はないとされた。毎朝自宅で血圧を測定している。3日前から前胸部が締めつけられるようになり,心配になった。来院時には症状はなかったが至急心電図検査の指示を受け,検査を済ませて待合室で待っていた。外来は大変混み合っており,2時間経ってもまだ診察の順番が回ってこないので怒り出した。いつもの担当医が別室で話を聞くことになった。 既往歴: 特記すべきことはない。 生活歴: 喫煙 20本/日,38年。 現症(1週前): 身長 166cm,体重 72kg。体温 36.5℃。脈拍 68/分,整。血圧 138/88mmHg。結膜に貧血と黄疸とを認めない。胸部に心雑音はなく,呼吸音に異常を認めない。腹部は軽度膨隆しているが,肝・脾を触知せず,圧痛を認めない。下肢に浮腫を認めない。 検査所見(1週前): 血清生化学所見:空腹時血糖 100mg/dl,総蛋白 7.6g/dl,アルブミン 5.2g/dg,尿素窒素 18mg/dl,クレアチニン 1.2mg/dg,尿酸 7.0mg/dl,総コレステロール 240mg/dl,トリグリセライド 180mg/dl,CK 30単位(基準 10~40)。CRP 0.4mg/dl。心電図と胸部エックス線写真とに異常を認めない。 C31 最も適切な対応はどれか。 a 普段どおりに診察する。 b 怒りは正当なものと評価する。 c 怒りに対して厳正な態度で臨む。 d 患者の感情を理解したことを伝える。 e 予約外であるから仕方がないとなだめる。 × a × b × c ○ d × e 正解 d C32 本日の心電図は1週前のものと変わりはなかった。 患者の胸部症状の診断に最も有用な情報はどれか。 a 今朝の自宅血圧 b 昨日の喫煙本数 c 労作と主訴の関連 d 診察時のストレスの有無 e 患者が自分で思い当たる原因 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 狭心症疑いの患者への対応 99C33,99C34 次の文を読み,33,34の問いに答えよ。 52歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。 現病歴: 半年前から夕方になると足背部が腫れることに気付いた。下肢のむくみは次第に増強して大腿にも広がり,体重が10kg増加した。5日前から睡眠中に胸苦しくなり目覚めるようになった。坐っていると呼吸が少し楽になる。 既往歴: 35歳で生命保険加入時に尿糖を指摘された。 現症: 意識は清明。身長 166cm,体重 78kg。体温 36.5℃。呼吸数 24/分。脈拍 112/分,整。血圧 168/90mmHg。心雑音はなく,両肺野にcoarse cracklesを聴取する。腹部は軽度膨隆し,肝を右肋骨弓下に3cm触知する。両下肢に著明な浮腫を認める。膝蓋腱反射は両側とも減弱している。 検査所見: 尿所見:蛋白 3+,糖 1+,ケトン体(-),潜血(-),沈渣に赤血球 2~3/1視野,白血球 2~3/1視野。血液所見:赤血球 311万,Hb 9.4g/dl,Ht 30%,白血球 5000,血小板 22万。血清生化学所見:血糖 182mg/dl,総蛋白 4.8g/dl,アルブミン 2.0g/dl,尿素窒素 32mg/dl,クレアチニン 2.8mg/dl,AST 36単位,ALT 24単位,LDH 350単位(基準 176~353),Na 130mEq/l,K 5.0 mEq/l,Cl 102mEq/l。 C33 まず行う検査はどれか。 a 胸部エックス線撮影 b 腹部超音波検査 c 胸部CT d 運動負荷心電図 e 冠動脈造影 ○ a × b × c × d 禁忌 × e 正解 a C34 まず行う治療はどれか。 a 輸液 b 輸血 c 血液透析 d 利尿薬投与 e 副腎皮質ステロイド薬投与 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 糖尿病(糖尿病性腎症,糖尿病性神経障害),うっ血性心不全 99C35,99C36 次の文を読み,35,36の問いに答えよ。 48歳の女性。全身倦怠感と発熱とのため来院した。 現病歴: 3か月前から全身倦怠感を自覚し,1か月前から発熱と体重減少とが出現した。 既往歴: 特記すべきことはない。 現症: 意識は清明。身長 154cm,体重 54kg。体温 38.4℃。呼吸数 20/分。脈拍 96/分,整。血圧 112/72mmHg。眼瞼結膜に貧血はなく,眼球結膜に黄疸はない。両側の頸部と腋窩とに大豆大のリンパ節を数個触知する。胸部所見に異常を認めない。腹部は平坦,軟で,脾を左肋骨弓下に2cm触知する。下肢に浮腫を認めない。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球 380万,Hb 11.5g/dl,Ht 35%,白血球 6200,血小板 27万。血清生化学所見:総蛋白 7.0g/dl,アルブミン 4.0g/dl,クレアチニン 0.7mg/dl,AST 22単位,ALT 12単位,LDH 560単位(基準 176~353),CK 35単位(基準 10~40)。CRP 3.2mg/dl。 C35 この患者から聴取する情報のうち診断に最も有用なのはどれか。 a 熱型 b 咳 c 月経異常 d 頻尿 e 食思不振 ○ a × b × c × d × e 正解 a C36 この患者でリンパ節腫脹の成因の鑑別に最も有用なのはどれか。 a 数 b 部位 c 有痛性 d 大きさ e 可動性 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 悪性リンパ腫(鑑別として伝染性単核球症,成人Still病) 99C37,99C38 次の文を読み,37,38の問いに答えよ。 24歳の女性。月経の遅れを主訴に来院した。 現病歴: 最終月経は平成16年12月10日から7日間。通常の月経周期は28~30日。平成17年1月中旬ころから全身倦怠感があり,悪心も次第に強くなり,嘔吐も数回経験した。尿回数も最近増加しているが,排尿痛はない。昨日(2月18日)から褐色の帯下を少量認めている。 既往歴: 初経12歳,0経妊0経産。他に特記すべきことはない。 家族歴: 特記すべきことはない。 現症: 身長 164cm,体重 55kg,体温 37.3℃。呼吸数 20/分。脈拍 76/分,整。血圧 110/70mmHg。子宮は前傾前屈,手拳大,軟。腟分泌物は褐色,少量。経腟超音波検査で子宮腔内に胎嚢を認め,胎児頭殿長30mmで胎児心拍動を確認できる。 検査所見: 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球 396万,Hb 12.0g/dl,Ht 36%,白血球 8800,血小板 33万。 C37 この患者で異常な症候はどれか。 a 発熱 b 全身倦怠感 c 嘔吐 d 頻尿 e 性器出血 × a × b × c × d ○ e 正解 e C38 その後,妊娠が順調に経過したとき,平成17年7月上旬ころに最も発症しやすいのはどれか。 a 睡眠時無呼吸症候群 b 高血圧症 c 鉄欠乏性貧血 d 糖尿病 e 深部静脈血栓症 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 切迫流産(疑い) 99C41,99C42 次の文を読み,41,42の問いに答えよ。 70歳の男性。健康診査で異常値を指摘されたため報告書を持参して来院した。自覚症状はない。 現病歴: 2年前に事務職を退職したが,職場での最後の健康診断では特に異常は指摘されていない。 既往歴 10年前に左鼠径ヘルニアの手術を受けた。10年前から禁煙している。飲酒歴は30年前から日本酒1日1合。 1か月前の健康診査結果: C41 この患者の身体診察で有用性が低いのはどれか。 a 眼底鏡検査 b 耳鏡検査 c 腹部聴診 d 深部(腱)反射 e 足背動脈の触診 ○ a × b ○ c ○ d ○ e 正解 b C42 この患者の脳血管障害のリスクを下げるのに最も適切なのはどれか。 a 禁酒 b 体重の減量 c 血圧の正常化 d 血糖の正常化 e 血清脂質の正常化 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 高血圧,高脂血症 99C43,99C44 次の文を読み,43,44の問いに答えよ。 57歳の男性。発熱と咳とを主訴に来院した。 現病歴: 最近,仕事が忙しくて十分睡眠がとれない状況が続いていた。6日前から咳嗽と喀痰とが出現し徐々に増悪してきた。喀痰は黄色で膿性。3日前からは39℃台の発熱も加わり,全身倦怠感も出現してきた。胸痛と呼吸困難とはなかった。 既往歴: 40歳時,健康診断で尿糖陽性を指摘されたが放置していた。 現症: 意識は清明。身長 163cm,体重 62kg。体温 39.2℃。呼吸数 24/分。脈拍 104/分,整。血圧146/84mmHg。胸部聴診で右下肺野にcoarse cracklesを聴取する。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖 1+。血液所見:赤血球 440万,Hb 14.2g/dl,Ht 44%,白血球 14500(後骨髄球 2%,桿状核好中球 20%,分葉核好中球 45%,好酸球 3%,単球 5%,リンパ球 25%)。血清生化学所見:血糖 124mg/dl,総蛋白 6.6g/dl,尿素窒素 18mg/dl,クレアチニン 1.2mg/dl,総ビリルビン 0.8 mg/dl,AST 40単位,ALT 35単位,LDH 350単位(基準 176~353)。CRP 15.6mg/dl。胸部エックス線写真を別に示す。 C43 この患者にまず行う検査はどれか。 a 喀痰微生物学検査 b 呼吸機能検査 c 肺動脈造影 d 心エコー検査 e 気管支鏡検査 ○ a × b × c × d × e 正解 a C44 最も考えられるのはどれか。 a 肺炎 b 肺結核 c 肺梗塞 d 肺水腫 e 肺線維症 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 市中肺炎 99C47,99C48 次の文を読み,47,48の問いに答えよ。 54歳の男性。冷汗を伴う胸痛を訴え,救急車で搬送された。 現病歴: 5か月前から労作時に胸痛を自覚していた。胸痛は5分間持続し,安静で消失した。2週前から頻度が増し,安静時にも出現するようになった。4時間前から冷汗を伴う胸痛が持続している。 既往歴: 10年前から高脂血症を指摘されていた。 家族歴: 兄が40歳で突然死。 生活歴: たばこ40本/日を30年間。機会飲酒。 現症: 意識は清明。身長 166cm,体重 75㎏。呼吸数 18/分。脈拍 96/分,整。血圧 120/74mmHg。顔貌は苦悶様。心音ではⅢ音を聴取する。呼吸音は正常。腹部は平坦で,軟。下腿に浮腫を認めない。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球 450万,Hb 14.6g/dl,Ht 46%,白血球 12800,血小板 16万。血清生化学所見:総蛋白 6.8g/dl,アルブミン 3.4g/dl,クレアチニン 0.8mg/dl,総コレステロール 260mg/dl,総ビリルビン 0.9mg/dl,AST 250単位,ALT 35単位,LDH 350単位(基準 176~353),CK 1850単位(基準 10~40),Na 138mEq/l,K 3.6mEq/l,Cl 99mEq/l。CRP 1.6mg/dl。来院時の心電図を別に示す。 (画像クリックで拡大) C47 診断はどれか。 a 急性心筋梗塞 b 狭心症 c 肺塞栓症 d 心筋症 e 大動脈解離 ○ a × b × c × d × e 正解 a C48 入院後突然,眼球が上転して意識がなくなり,脈を触れなくなった。このときのモニター心電図を別に示す。 まず行う処置はどれか。 a 人工呼吸 b 除細動 c 塩化カリウム液急速静注 d 補助循環 e 心臓ペースメーカー × a ○ b × c 禁忌 × d × e 正解 b 診断 急性前壁(中隔)梗塞,心室細動 99C49,99C50 次の文を読み,49,50の問いに答えよ。 20歳の男性。右下腹部痛を主訴に夕方来院した。 現病歴: 朝から心窩部痛と悪心とがあった。市販の胃腸薬を内服したが軽快せず,午後になって痛みが右下腹部に限局してきた。朝から排便はない。 既往歴・家族歴: 特記すべきことはない。 現症: 意識は清明。身長 171cm,体重 65kg。体温 37.8℃。脈拍 76/分,整。血圧 102/60mmHg。腹部は平坦で,腸雑音は減弱している。肝・脾は触知しない。右下腹部に圧痛を認め,Blumberg徴候が陽性である。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-),ウロビリノゲン(±),ピリルビン(-),潜血(-)。血液所見:赤血球 510万,Hb 17.0g/dl、 Ht 48%,白血球 18000(桿状核好中球 20%,分葉核好中球 49%,好酸球 1%,単球 2%,リンパ球 28%),血小板 30万。プロトロンビン時間 12秒(基準 10~14)。血清生化学所見:総蛋白 7.5g/dl,尿素窒素 11mg/dl,クレアチニン 1.0mg/dl,AST 20単位,ALT 18単位,LDH 230単位(基準 176~353),アミラーゼ 150単位(基準 37~160),CK 18単位(基準 10~40)。CRP 8.3mg/dl。 C49 最も考えられるのはどれか。 a 急性胃炎 b 急性虫垂炎 c 腸閉塞 d 急性膵炎 e 尿路結石 × a ○ b × c × d × e 正解 b C50 翌日まで抗菌薬を投与したが改善がみられなかった。 a 制酸薬投与 b 抗コリン薬投与 c 浣腸 d イレウス管挿入 e 手術 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 急性虫垂炎
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▼ 脳血管障害 { 脳血管障害概要 | treemenu2(none, , mark=▼, title= 虚血性脳血管障害){ 虚血性脳血管障害概要 | ⇒アテローム血栓性脳梗塞 |⇒心原性脳塞栓症 |⇒ラクナ梗塞| ⇒一過性脳虚血発作| ⇒可逆性虚血性脳損傷 | ⇒Lacnear state | ⇒Binswanger型白質脳症 | ⇒無症候性脳梗塞 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 出血性脳血管障害){ 出血性脳血管障害概要 | ⇒脳出血 | ⇒くも膜下出血 | ⇒脳動静脈奇形 | ⇒海綿状血管腫 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 血管炎による脳血管障害){ 血管炎による脳血管障害概要 | ⇒高安病 | ⇒側頭動脈炎 | Granulomatous angiitis of the CNS }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 非炎症性脳血管障害){ 非炎症性脳血管障害概要 | ⇒もやもや病(willis動脈輪閉塞症) | ⇒Fibromuscular dysplasia | ⇒動脈解離 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 遺伝的素因と脳血管障害){ 遺伝的素因と脳血管障害概要 | ⇒CADASILとCARASIL | ⇒家族性凝固異常と虚血性脳血管障害| ⇒遺伝子多型と虚血性脳血管障害 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 血栓形成・凝固異常と脳血管障害){ 血栓形成・凝固異常と脳血管障害概要 | ⇒抗リン脂質抗体症候群| ⇒静脈洞血栓症 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 脊髄血管障害){ 脊髄血管障害概要 | ⇒前脊髄動脈症候群 | ⇒脊髄出血 } } ▼ 脳腫瘍・脊髄腫瘍 { treemenu2(none, , mark=▼, title= 脳腫瘍){ 脳腫瘍概要 | ⇒| ⇒| ⇒ }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 脊髄腫瘍){ 脊髄腫瘍概要 | ⇒| ⇒| ⇒ }| } ▼ 頭部外傷・脊髄外傷 { treemenu2(none, , mark=▼, title= 頭部外傷){ 頭部外傷概要 | ⇒| ⇒| ⇒ }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 脊髄外傷){ 脊髄外傷概要 | ⇒| ⇒| ⇒ } } ▼ 先天性疾患 { treemenu2(none, , mark=▼, title= 形態形成異常){ 形態形成異常概要 | ⇒頭蓋骨癒合症| ⇒大頭症、小頭症| ⇒後頭骨・頚椎骨発達異常 | ⇒脳脊椎閉鎖不全症 | その他の形態形成異常 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 胎内感染){ 胎内感染概要 | ⇒風疹| ⇒Cytomegalic inclusion body disease| ⇒トキソプラズマ症 | ⇒先天梅毒 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 脳の発達障害){ 脳の発達障害概要 | ⇒運動機能発達障害(脳性麻痺)| ⇒高次脳機能の発達障害| ⇒ その他の脳の発達障害 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 染色体異常){ 染色体異常概要 | ⇒Down症候群| ⇒Prader-Willi症候群| ⇒Angelman症候群 | ⇒ 18 トリソミー症候群(Edwards症候群) | ⇒13トリソミー症候群(Patau症候群)| ⇒9pトリソミー | ⇒ Cri du chat症候群 | ⇒Turner症候群 | Fragmile X 症候群 | Rett症候群 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 神経皮膚症候群 ){ 神経皮膚症候群概要 | ⇒Neurofibromatosis(von Recklinghausen病)| ⇒結節性硬化症| ⇒Ataxia telangiectasia(Louis-Bar症候群)| von Hippel-Lindau病 | Sturge-Weber症候群 | Incontinentia pigmenti achromians(Hypomelanosis of Ito 伊藤白斑)| Xeroderma pigmentosum(色素性乾皮症) }| treemenu2(none, , mark=▼, title= その他の原因不明の先天性異常){ ⇒Sjogren-Larsson症候群 | ⇒Laurence-Moon-Biedl症候群| ⇒ Congenital ectodermal dysplasia | ⇒ Incontinentia pigmenti(色素失調症 Bloch-Sulzberger症候群)| ⇒Leber congenital amaurosis(Leber先天性黒内障)| ⇒Marcus Gunn症候群 | ⇒Mobius症候群 } } ▼ 炎症性疾患 { 炎症性疾患概要 | treemenu2(none, , mark=▼, title= ウイルス感染症){ ウイルス感染症概要| ⇒ウイルス性髄膜炎 | ⇒ウイルス性脳炎 | ⇒帯状疱疹 | ⇒狂犬病 | ⇒レトロウイルス | ⇒スローウイルス | プリオン病 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= リケッチア感染症){ ⇒ツツガムシ病 | ⇒ロッキー山紅斑熱 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 細菌感染症){ ⇒細菌性髄膜炎 | ⇒脳膿瘍 | ⇒脊髄硬膜外膿瘍 | ⇒結核性髄膜炎 | ⇒Hansen病 | ⇒破傷風 | ⇒ボツリヌス中毒 | ⇒Mycoplasma pneumoniae感染に伴う神経系障害 | ⇒Wipple病 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= スピロヘータ感染症){ ⇒神経梅毒 | ⇒レプトスピラ病 | ⇒Lyme病 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 真菌感染症){ 真菌性髄膜炎 | 放線菌症 ノカルジア症 | ムコール菌症 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 原虫感染症){ ⇒トキソプラズマ症 | ⇒マラリア症 | ⇒アメーバ症 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 寄生虫感染症){ ⇒日本住血吸虫症 | ⇒嚢虫症 | ⇒肺吸虫症 | ⇒広東住血線虫症 | ⇒旋毛虫症 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 非感染性炎症性疾患){ ⇒Mollaret髄膜炎 | ⇒Tolosa-Hunt症候群 | ⇒外眼筋炎 | ⇒急性小脳炎 | ⇒肥厚性硬膜炎 | ⇒Vogt-小柳-原田病 } } ▼ 脱髄性疾患 { treemenu2(none, , mark=▼, title= 非感染性炎症性疾患){ ⇒多発性硬化症 | ⇒急性散在性脳脊髄炎 | ⇒急性小脳炎 | ⇒横断性脊髄炎 } } ▼ 中毒性疾患 { ⇒急性毒物中毒 | ⇒重金属中毒 | ⇒有機物質中毒 | ⇒薬物中毒 | 生物毒素 } ▼ 代謝性疾患 { treemenu2(none, , mark=▼, title= 先天性代謝異常 ){ ⇒ }| treemenu2(none, , mark=▼, title= アミノ酸代謝異常 ){ ⇒フェニルケトン尿症 | ⇒ホモシスチン尿症 | ⇒Hartnup病 | 尿素サイクル異常症 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 糖質代謝異常症 ){ ⇒ }| treemenu2(none, , mark=▼, title= ミトコンドリア異常症 ){ ⇒Kearns-Sayre症候群 | ⇒MELAS | ⇒ MERRF | ⇒Leber病 | Leigh脳症 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 脂質代謝異常症 ){ ⇒スフィンゴリピドーシス | ⇒Pelizaeus-Merzbacher病 | ⇒Neuronal ceroid lipofuscinosis | ⇒脳腱黄色腫症 | ⇒リポ蛋白代謝異常症 | ⇒Nasu-Hokola病 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= ペルオキシソーム異常症 ){ ⇒Adrenoleukodystrophy | ⇒Refsum病 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= ムコ多糖症 ){ ⇒ }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 糖蛋白糖鎖代謝異常症 ){ ⇒シアリドーシス | ⇒ガラクトシアリドーシス | ⇒シアル酸蓄積症 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 核酸代謝異常症 ){ ⇒Lesch-Nyhan症候群 | ⇒色素性乾皮症 | ⇒Cockayne症候群 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= 金属代謝異常症 ){ ⇒Menkes病 | ⇒Wilson病 | ⇒セルロプラスミン欠乏症 }| treemenu2(none, , mark=▼, title= トリプレットリピート病 ){ ⇒ }| treemenu2(none, , mark=▼, title= その他の代謝異常症 ){ ⇒アミロイドーシス | ⇒Neuroaxonal dystrophy } } ▼ 内科疾患に伴う神経系障害 ▼ 変性疾患 ▼ 脊椎疾患 ▼ 末梢神経障害 ▼ 筋疾患
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#(Library/医学) 書籍 全般 STEP 放射線科 画像診断コンパクトナビ 画像解剖コンパクトナビ 胸部X線 レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 第2版 レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 実践編 フェルソン 読める!胸部X線写真 改訂第3版/原著第4版 楽しく覚える基礎と実践 腹部画像 山崎道夫、レジデントのための腹部画像教室 CT・MRI MRIの基本パワーテキスト第4版 CT・MRI解体新書 CT読影レポート、この画像どう書く? WEB情報 15分でわかるMRI, 新潟大 西山スライド 神奈川MRI技術検討会 Quesitons and Answers in MRI 放射線科専門医試験 MRI-Q MRI tip NMRノート 大阪大学 術中mriガイドライン 東京レントゲンカンファレンス 画像診断Cafe 画像診断コソ練 画像診断まとめ 画像診断チャネル Oral Radiology Web Text Book 疾患 放射線検査学 画像診断ガイドライン 造影CT Test injection法 Bolus Tracking法 MRI MRIの原理 IVR IVRガイドライン 放射線治療学 免疫にどう作用するか研究要素があるらしい ガイドライン 放射線治療計画ガイドライン2020年版 読み方 X線読影(胸部X線) 遠隔診断 書籍 全般 STEP 放射線科 画像診断コンパクトナビ これを読むと全分野の復習にもなる 画像解剖コンパクトナビ 胸部X線 レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 第2版 レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 実践編 フェルソン 読める!胸部X線写真 改訂第3版/原著第4版 楽しく覚える基礎と実践 腹部画像 山崎道夫、レジデントのための腹部画像教室 CT・MRI MRIの基本パワーテキスト第4版 MRIの原理 CT・MRI解体新書 CT読影レポート、この画像どう書く? WEB情報 15分でわかるMRI, 新潟大 西山スライド https //www5.dent.niigata-u.ac.jp/~nisiyama/MRI-15-min.pdf https //www5.dent.niigata-u.ac.jp/~nisiyama/MRI-15-min-p2.pdf https //www5.dent.niigata-u.ac.jp/~nisiyama/MRI-15-min-p3.pdf https //www5.dent.niigata-u.ac.jp/~nisiyama/MRI-15-min-p3-2.pdf https //www5.dent.niigata-u.ac.jp/~nisiyama/MRI-15-min-p4.pdf https //www5.dent.niigata-u.ac.jp/~nisiyama/one-spin.pdf 神奈川MRI技術検討会 http //kanamri.umin.ne.jp 横浜市立大学附属 市民総合医療センター 放射線部. 出川 輝浩 http //kanamri.umin.ne.jp/35-1-2_PDF.pdf Quesitons and Answers in MRI Allen D. Elster, MD FACR Mallinckrodt Institute of Radiology Washington University School of Medicine St. Louis, MO https //mriquestions.com/index.html https //mriquestions.com/bo-effect-on-t1--t2.html 放射線科専門医試験 https //radiology-exam.com/?page_id=28 MRI-Q https //mri-q.com/why-is-t1--t2.html MRI tip https //www.mr-tip.com/serv1.php?type=db1 dbs=Correlation%20Time NMRノート http //www.nda.ac.jp/~asanoa/lectures/hikichi/NMR-note_K.Hikichi_Ch1-17_by-AA2.pdf 大阪大学 http //www.image.med.osaka-u.ac.jp/member/yoshi/mei_lecture/image_medicine/handout2007/naitoMR2007-1.pdf 術中mriガイドライン http //www.jikei.ac.jp/hospital/kashiwa/sinryo/pdf/210401_02.pdf#page27 東京レントゲンカンファレンス https //trc-rad.jp/index.html 画像診断Cafe http //medicalimagecafe.com 画像診断コソ練 https //linktr.ee/radiologycafe 画像診断まとめ https //%E9%81%A0%E9%9A%94%E7%94%BB%E5%83%8F%E8%A8%BA%E6%96%AD.jp 画像診断チャネル https //www.youtube.com/channel/UCnXDt1ymxFyPZFqQqIXPqFg Oral Radiology Web Text Book 福岡歯科大学 画像診断学講座 香川豊宏 http //www.fdcnet.ac.jp/gazou/textbook/ 疾患 放射線検査学 画像診断ガイドライン http //www.radiology.jp/member_info/guideline/20210930_guideline.html 造影CT Test injection法 Bolus Tracking法 https //www.jstage.jst.go.jp/article/jjrt/65/8/65_8_1032/_pdf/-char/ja MRI くっつかない車椅子とかベッド作れば良いのでは? MRIの原理 原理を理解することは大切 IVR IVRガイドライン https //www.jsir.or.jp/about/guide_line/ 放射線治療学 免疫にどう作用するか研究要素があるらしい ガイドライン 放射線治療計画ガイドライン2020年版 https //www.jastro.or.jp/medicalpersonnel/guideline/jastro/2020.html 読み方 X線読影(胸部X線) 姿勢の確認 正面像(立位):A(Anterior)→P(Posterior) or P→A 確認する方法として棘突起が左右の鎖骨内側端のちょうど真ん中にあるか確認 側面像(立位):L(Left)→R(Right) or R→L 坐位(SIT) 正面像(仰臥位(SUPINE) or 腹臥位) 気、胸、縦、横、骨、軟、チュ 大枠 チェックポイント 病態 鑑別 気道 気道偏位、狭窄、気管分岐 気道偏位? 狭窄? 気管分岐正常? 気管分岐開大であれば、直下の左房が挙上しているため左房or左室の肥大を疑う 胸部 上・中・下肺野でチェック(立位であれば下肺野は重力の影響で透過性低下) 浸潤影、スリガラス陰影(網状影)、腫瘤影のチェック 浸潤影(コンソリデーション) 肺胞腔内 肺胞性陰影 空気を置換するように液体や病変が存在する。 肺炎、肺水腫、肺胞蛋白症を疑う 間質性陰影 肺胞壁、気管支や血管周囲の間質、小葉間隔壁、胸膜下の間質が病変である 間質性肺炎やウイルス性肺炎を疑う。 スリガラス陰影(網状)、GGA/GGO 肺血管陰影が透見できるような淡く白い陰影である 腫瘤影 肺紋理 肺の末梢の肺紋理の拡張があれば肺うっ血を疑い、重度であればバタフライシャドーとなる 線状影 小葉間中隔の肥厚による線状影はKerley s lineと言われる 肺水腫や癌性リンパ管症、間質性肺炎でみられる 網状影 網の目状の陰影で、実際の網の目の構造を示す病変の陰影を示す病変の陰影であることもあれば、線状影の重なりである場合もある。 蜂巣肺、間質性肺炎 結節影 円形または楕円形の塊状の陰影は、結節影と言われる。 無気肺 閉塞性無気肺で見られる 上縦隔、心陰影 胸腺の正常性、CTR、心陰影(第〜弓)のチェック CTR 0.5であれば心拡大、CTR 0.45であれば、滴状心でCOPD、肺気腫を考える。縦隔条件では、大動脈などの動脈でみられる動脈化病変、縦隔や肺門のリンパ節あるいは胸膜、肺野にある陳旧性結核病変、じん肺や縦隔や肺門のリンパ節にみられるegg-shell様変化、アスベスト暴露でみられる胸膜斑 横隔膜 右の横隔膜は、第10肋骨のちょうど真ん中あたりで交差している。横隔膜は左横隔膜のほうが、右横隔膜よりも低位である。横隔膜挙上、CP-angleのチェック CP-angleがsharpであれば胸水なし(ただし立位) 横隔膜挙上があれば、無気肺、線維化、肺切除術後、横隔神経麻痺、腹部臓器、脂肪による挙上。 横隔膜低位は、COPD、緊張性気胸をうたがう。 右の横隔膜下に空気があれば、消化管破裂を疑う。 骨折 肋骨を数える。肋骨、鎖骨が折れていないか?腕などに溶骨性の転移がないか? 軟部陰影 肥満がないか チューブ 刺さっている管のチェック、ペースメーカー、置換弁、左心房閉鎖や、胸骨ワイヤー、胃管などの確認 通常、正面像(Anterior → Posterior) 第一斜位、第二斜位で撮影したりする 心陰影の輪郭 異常所見 左第1弓 大動脈弓 突出:大動脈瘤、大動脈解離で突出軽度突出 高齢者で動脈硬化がある場合 左第2弓 肺動脈 拡大:左→右シャントによる肺血流量増加、肺動脈弁狭窄や肺高血圧症で拡大する平坦化or消失:完全大血管転位症(III型)、Fallot四徴症などの肺血流量が低下する先天性心疾患では平坦化する 左第3弓 左心耳 通常はほとんど弓として認めない僧帽弁狭窄または閉鎖不全、心不全など、左房拡大をきたす病態で突出する。 左第4弓 左心室 挙上:心尖部は、大動脈弁狭窄症や肥大型心筋症による左室肥大で挙上する左下方偏位 大動脈弁閉鎖不全症や僧帽弁閉鎖不全症では左下方へ偏位する 右第1弓 上大静脈 右第2弓 右心房 右房拡大で突出右室拡大でも右房を右方向に偏位させ突出させる二重陰影 左房拡大があると、右第2弓の内側に左房辺縁が観察され二重の陰影にみえる 心拡大(CTR 心胸郭比) 心拡大の原因となる疾患 心不全、弁膜症、先天性心疾患、拡張型心筋症 東京医科歯科大学 研修医用 胸部 X 線読影の基礎 1 (系統的読影) https //www.tmd.ac.jp/gradh/bi/doc/cxp1.pdf 循環器画像技術研究会 http //citec.kenkyuukai.jp/special/index.asp?id=25698 遠隔診断 DR-NET https //dr-net.co.jp/service/ E-SITE https //www.esite-hc.com/cloud_based_teleradiology.html
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1283.html
C 肺高血圧症(原発性,二次性) 101G19 10歳の女児。運動中の失神を主訴に来院した。3か月前から動悸と息切れとを感じていた。意識は清明。チアノーゼは認めない。左前胸部が膨隆している。胸骨左緑第2肋間に収縮期クリックを聴取し,Ⅱ音の分裂は狭く肺動脈成分は亢進している。同部位に拡張期漸減性雑音を聴取する。心電図は右室肥大を示す。胸部エックス線写真を別に示す。 考えられるのはどれか。 a 肺高血圧症 b 肺動脈弁狭窄症 c 三尖弁閉鎖不全症 d 僧帽弁逸脱症候群 e 大動脈弁閉鎖不全症 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 (原発性)肺高血圧症
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大動脈弓と下行大動脈の間が完全に離断している先天奇形を大動脈弓離断症と呼ぶ 出生1000人に対して0.003 重症先天性心疾患の1.3% ほぼ全例にPDA・VSD、(←こういうのがないと生きていけん。)大動脈弁下狭窄(VSDによるものか ?)もかなり多い。 動脈管閉鎖(PAP↑→RV↑・LV↑)により症状発現(ショックとか。重篤な心不全)してくる 大動脈弓がはっきりしないことが多い。 自然予後は不良。手術必要 通常は動脈管閉鎖→下肢への血流途絶→ショック状態 Celoria-Patton分類…日本ではA型・B型が多い A型:左鎖骨下動脈より遠位で離断…下肢だけチアノーゼとか。上はそうでもなかったり。ディファレンシャルサイアノーシス B型:左総頚動脈~左鎖骨下動脈の間で離断 C型:腕頭動脈~左総頚動脈の間で離断 プロスタグランジンの持続投与→動脈管をずっと開けさせておいて(状態改善)→手術へ。 手術…端端吻合(通常はコレ。)、Blalock-Park法(鎖骨下動脈から)、Sirak法(総頚動脈も一緒に。)、人工血管
https://w.atwiki.jp/19_2ch/pages/13.html
大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(2006年改訂版) ガイドライン ダイジェスト版 1998-1999年の初版 大動脈解離診療ガイドライン メルクマニュアル 家庭版 医師向け 大動脈解離 Wikipedia 医者による解説 医者による解説 手術のCGムービー ステント治療のCGムービー(他にもムービー満載)